鮭とばスライス、って何だべ?

鮭とばスライス、って何だべ? ファーストビュー

・ そもそも鮭トバなの?

鮭トバとは、アイヌ人が保存食として作ったのが始まり。
形としては、棒状が定番。

棒状には、生産者にとって作りやすい、という利点がある。
しかし最近は、スライスタイプがふえている。
オシャレに見えるから、だろうか?

・ 棒状、とは何が違う?

今までの棒とば、とはカット方法が違うだけ。
しかし食べる方には、いろんなメリットがある。
そんな「 鮭とばスライス 」についてお書きします。

スライスのメリット

・ とにかく、食べやすい

棒状のトバは、鮭の筋肉繊維にそってカットする。
いわば、スジ肉状態。
それを干すのだから、食感はカタくなる。
逆にスライスの場合は、筋肉繊維を横断するので、食べやすくなる。

・ 食べる部位も多い

棒状のトバって、皮が多いんです。
トバの皮むきって、面倒ですよね。
従来品よりも剥きやすく、たべる部位も多いんです。

・ 保管も簡単

ひと口サイズにカットして、タッパで冷蔵庫に、、
棒状だと、保管も面倒。
そんな手間からも、解放してくれます。

鮭とばスライスの食べ方( 基本部分 )

「 鮭とばの皮、噛みきれないんだよね 」
そんなご意見、よく聞きます。
しかし「 鮭とばの皮 」は剥がして食べます。

・ トバの皮だけ、を焼きます

剥がした皮は、捨てるのでしょうか?
いえ、食べれます。
そのまま使うより、少し焼いてみてください。
鮭の旨味が、強く出る。

少し焼いて、スナック風

特別な器具はいりません。
フライパンで、焼いてみましょう。
表面がカリッとして、スナック風に
・ ビール、レモンハイなど、炭酸系に相性良し
少し焼く事で、

・ 電子レンジで、HOT鮭とば
フライパン

塩分を、少なく出来る

・ トバの厚さ、と塩分の関係

鮭とばの乾燥工程は、時間がかかる。
例えば棒状の場合、中心まで乾きにくいため2,3日かかる事も。
そのため、塩や添加物で水分活性を下げる。

・ 塩の無添加、も製造可能

スライスは薄いため、乾燥時間も短い。
例えば上記の、水分活性を気にしなくても良い。
さらには、雑味が少ない、というメリットも。

スライスのデメリット

・ 製造コストが高い
基本的には、カット方向が違うだけ。
品質上のデメリットは、あまりないだろう。
しかし、生産者から見れば「 手間がかかる 」「 歩留まりが悪い 」という意見も。
棒状に比べたら、少し値段が高くなると思う。


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